5年ほど前に、AVオープンというコンテストで受賞する機会があって、どうせ登壇するなら華やかにと思い、プロレス好きっていうのもあったので、マスクを作ってみたんです。オリジナルの特注品で、試合にも出れるクオリティなんですよ。

それ以来、覆面AV監督でやらせてもらってます！

社内に"中村"という同じ苗字の後輩が入社したときに、社長が呼び分けるために、兄（アニー）中村、弟中村と命名されたんですよ。そこからのアニーですね。

もともとは普通の制作会社で映像制作をしてたんですけど、刺激を求めてAV業界をのぞいてみたら面白そうだったので、普通に求人探して"KMP"に入社したんです。2004年でしたね。

入社後は、AVの現場を勉強しつつ、プロデューサーとして色んな作品に携わらせてもらいました。
「鬼フェラ地獄」とか「鬼イカセ」シリーズなんかも私のプロデュースです。結構ヒットしましたよ。

プロデューサーとしてAVを作りながら、部分的に自分で撮ったりして監督的なこともしてたので、監督デビューのタイミングが曖昧なんです。

じゃあ、それにしておきましょう（笑）

その作品の前に、山井すずさんの『ちんシャブ乙女倶楽部』を撮ったんですけど、かなり喉奥まで頑張ってくれてたので、彼女ならイラマもいけるんじゃないかと思って企画したんです。
規格外の巨根をそろえて挑みましたね。

巨根相手にものすごくいいリアクションをしてくれたので、これはいけると思いました。
お陰様でシリーズ化することも出来ましたし。

そうです。
予定では、仰向けイラマから、最後は仁王立ちで喉奥発射する流れだったんですけど、仰向けで喉がボコボコ動くから、「これはすごい！このまま発射して！」と西島さんに指示したんです。
1コーナー目でしたけど、スゴいものが撮れたので、もうこれだけでいいじゃないかと思いましたね（笑）。

プロデューサー時代から、エンタメ系AV作品を多く作っていたんですけど、それと対局にある「本物のビッチ・変態ちゃん・ドM」のやりたいことを自由に撮ったら面白いだろうなと、企画を温めていたんです。
さらに、ヤリたくて血走った素人の男達に好き勝手やらせたら、生々しいAVが出来るんじゃないかと。

その企画のパイロット版として撮ったのが、『性欲が強すぎる変態ザーメン妻 カスミ』で、撮影はハチャメチャで大変だったんですけど、おかげさまで多方面で好評だったので、毒宴会をやる流れになったんです。
これがコケてたら毒宴会はありませんでした（笑）

そうですね、皆瀬杏樹さんの撮影は想定外でしたね。

1シーン目の撮影後、彼女から「お腹が空いたので昼食を食べたい」と要望があって、イラマがあるので止めたんですが、「吐かないので大丈夫です！」と言うので、予定を前倒ししてスタッフ全員うな重をオーダー。主役の皆瀬さんには"特上うな重"を食べてもらいました。

で、イラマが始まって早々にモリモリとゲロが出て、"特上うな重全出し"。オイオイ話がちがうぜｗと思いながらも、迫力があったのでそのままゲロイラマを撮影しました。足の踏み場が無いくらい、ウナギのゲロまみれでしたね（笑）

望月あやかさんも凄かったですよ。

ド新人のタイミングでしたけど、とにかく自分はタフでプライベートでは物足らないから束でかかって来いみたいな、怖いもの知らずの威勢のいい方でした。
喉奥発射という意味すら分らなくて、現場で詳しく説明しました。大抵は怯むんですが、彼女は「やってやるぜ！」と火が付いちゃって、有言実行でラスボス巨根を丸呑みしてそのまま完璧喉射！

さすがの彼女も目を赤くしてえずいてて相当きつかったはずですけど、やり遂げた達成感で高揚するアスリートタイプでしたね。
この子はブレイクするだろうなと思った記憶があります。

おかげさまで、毒宴会に志願して来る女優さんもいるので、今後も撮っていくつもりです。
確かに新法で相当大変なんですけど、息の続く限り頑張りますのでよろしくお願いします。

私の好きな撮影スタイルは女優さんの魅力・ポテンシャルを最大限引き出す事です。
女優さんが様々にチャレンジをして成功もあればギブアップもある。例えギブアップしても恥じることでは無いし、その方が人間らしいリアルエロを曝け出せます。 そんなテイストの作品作りを沢山撮影していきたいですね。

あとは喉ボコに続く、新しい発見、イラマの可能性を追求していきたいです。